ロイヤルパークスタワー南千住のコラム記事
鉄道の街・南千住の記憶を今に残す、ロイヤルパークスタワー南千住の“線路モチーフ”

“鉄道のまち”としての南千住に息づく記憶
現在の南千住は、大型商業施設や高層マンションが立ち並ぶ、整備された住宅エリアとしての顔が強まっていますが、もともとは貨物駅・隅田川駅を中心に発展してきた“鉄道のまち”でした。
一帯には広大な構内が広がり、線路が縦横無尽に伸び、物流拠点としての役割を果たしていた時代があります。
その鉄道の面影は、街から完全に消えたわけではありません。
ロイヤルパークスタワー南千住では、建物の造りやデザインの随所に“鉄道の記憶”が残されているのです。
“線路”の通っていた場所に建てられたタワー
ロイヤルパークスタワー南千住が建つ土地は、もともとJR隅田川駅構内の一部でした。
再開発に伴って住宅地として整備されましたが、今もマンションとLaLaテラスの間にはかつての線路跡が保存されている箇所があり、鉄道の歴史を静かに語り継いでいます。
鉄道が物流の要だった時代の記憶を、ただ過去のものとして忘れ去るのではなく、現代の都市景観の中に“残す”という選択。
それは、この街が長い時間をかけて形成されてきた背景を丁寧に継承する、ひとつのデザインでもあります。
暮らす中でふと目にするこの線路は、南千住というエリアのストーリーを日常の中で感じさせてくれる存在です。
吹き抜けの中央に描かれた“鉄道モチーフ”
ロイヤルパークスタワー南千住の建物は、4階から上が吹き抜けになった「口の字型」構造をしています。
そして、その中庭の最下層部分に目を向けると現れるのが、カラフルに描かれた“鉄道の線路を模したアート”。
円形の構成と放射状のレール風ラインで、まるで巨大な鉄道ターミナルや転車台のようなデザインを彷彿とさせます。
このモチーフは実際の線路ではありませんが、マンション全体が“鉄道のまちに建つ”という文脈を持っていることを、視覚的に伝えてくれる象徴的な要素となっています。
ライトアップされた夜間は幻想的な雰囲気を放ち、住まう人だけが知る密やかなランドマークとして、特別な印象を与えてくれます。
まとめ|過去と現在をつなぐ“意匠の線路”
「鉄道のまち」の記憶は、今もここに流れている。
ロイヤルパークスタワー南千住に暮らすということは、単に“便利な場所にあるタワーマンション”というだけではありません。
その土地が歩んできた歴史を日常に感じられる住まいであるということ。
鉄道の面影が随所に残されたこの空間は、地域の記憶を未来へ繋ぐ“静かな語り部”でもあるのです。
取材・文/株式会社バシランド
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